3つのバスケット

ナンタケットバスケットの種類は、形もサイズも様々に存在します。理想の形を求め、材料のひとつひとつにこだわるのが楽しみだという人も多いでしょう。それは、同時に1つのバスケットを完成させるために、幾つもの材料を揃える苦労があるということです。

私たちは毎年「3バスケット」として、その年にオススメする3つのバスケットを紹介しています。そしてそのバスケットの制作に必要な材料の開発販売をしています。 翌年の3バスケットが決まると、すぐに始まる材料の開発。 材料のクオリティはバスケットの完成度を大きく左右することから、八代江津子監修のもと、妥協を許さない材料開発が年中続きます。バスケットの種類に合わせてリムの太さを調整し、ハンドルのカーブは何度も確認、そしてベースの角度を見直して作り直す…そういった細かいチェックの繰り返しです。大変ではありますが、皆さまが何の心配もなく私たちの材料を使用してバスケットを制作していただけるように、常にこのような工程を行っています。

3バスケットを選ぶときは、より多くの方に楽しんでいただけることを重視しています。3つの中で、難易度や形、用途などが偏らないように。オープンバスケット、蓋つきのパース、そして少し変形のもの、という感じでしょうか。2019年の3バスケットは、7”Round Purse、10”Tote Purse、Tupper Open Basketでした。既にお作りいただいた方、いかがだったでしょうか。まだの方は是非作ってみてくださいね。Misty Oakというシンプルな木材に合わせて、レザーハンドルやスモールパーツで自分らしいアレンジをお楽しみください。

2020年の3バスケットは、5”Round Purse、7”Oval Purse、そしてFlatbackのクラッチバッグ。今年もバラエティに富んだ楽しいラインナップとなりました。材料の販売開始まで、もう少しお時間をいただければと思います。

「作りたい!」と思ったときにすぐに制作に取り掛かっていただけるよう、これからも安定して皆さんに材料をお届けしていきたいと思います。